着任時は、初日から一週間程度をかけて下記の講義や実習等の研修プログラムを準備しています。
新卒および未経験の介護職員には1年間を通して、専属の育成担当職員(エルダー)が不安解消や業務習得についてサポートします。
★2ヵ月面接
育成担当職員と面談し、仕事上の不安を相談したり、2ヶ月間を振り返りながら次のステップに向けて一緒に確認していきます。
★3ヵ月研修
高齢者の食事・高齢者の健康・福祉職員の心得などについて、着任してからの3か月間を振り返りながら学びを深めます。
★6ヵ月面接
所属長や育成担当職員と面談し仕事上の不安を相談したり、6ヶ月間を振り返りながら次のステップに向けて一緒に確認していきます。
★6ヵ月研修
認知症介護・看取り介護・地域との関わりなどについて、着任してからの6か月間を振り返りながら学びを深めます。
★12ヵ月面接
所属長や育成担当職員と面談し仕事上の不安を相談したり、1年を振り返りながら次のステップに向けて一緒に確認していきます。
介護の仕事にも様々な施設形態や職種があり、それぞれの施設やサービスには必要とされるスキルも異なってきます。
目指す介護職員像や自分の進みたい道によってスキルアップしていけるよう、サポートしていきます。
★介護職員初任者研修
未経験者OKの取りかかりやすい資格です。旧ホームヘルパー2級に相当します。
★介護職員実務者研修
介護福祉士を目指すための資格です(介護福祉士を受験するためには、この研修を終了していることが条件になります)。
★介護福祉士(国家資格)
実務経験3年以上+実務者研修を修了していることが受験要件です。介護福祉士の上位資格として『認定介護福祉士』も創設されています。
★介護支援専門員(ケマネジャー)
国家資格を所有していることや、従業期間が5年以上あることなど、いくつかの受験要件があります。
エルダー制度
新入職員には、比較的年齢の近い先輩職員が教育係としてペアを組み、実務の指導から、職場生活上の相談相手となります。
定期的な上司との面談にもペアで参加するなど、話し易い、相談しやすい職場環境を目指しています。
入職10ヵ月を向えたHさんと、その教育係を務めているYさんにお話を伺いました。
ショートステイ勤務 Hさん
入職10ヵ月
山形市出身
介護職員初任者研修
介護福祉実務者研修受講中
インタビューシートには、手書きの丁寧な文字がびっしり。お話しぶりからも、そのまじめさと熱意がビシビシと伝わってきました。
他業種での経験を振り返り、「やっぱり、ひとと接する仕事がしたい」と考えるようになったそうです。
Q)介護職を選んだ理由、きっかけは?
”生き方や人間らしさ”を考えてしまうタイプ。そんな中で、ひとの役に立ちたい、支える人間になりたいと考えるようになりました。
「介護」は、仕事を通して社会に貢献でき、自分の存在価値を見出してくれる職業。そんな職業に就きたいと思いました。
Q)ご自分の職場の特徴は?どんな雰囲気ですか?
ショートステイは、日々違った利用者様が利用されるので、慌ただしい日もあれば、ゆったりした日もあり、”緩急”のある職場です。職員同士、利用者様とも和気あいあいと楽しい時間が多く、業務の励みになっています。
Q)ご自身のスキルアップ計画、将来の夢は?
現在、実務者研修を受講中、3年後には介護福祉士、数年後には、ケアマネージャーの資格取得を目指しています。
知識、経験ともに豊富な人材になり、自身の成長とともに、ケアの質も向上させていきたい。
ショートステイ勤務 Yさん
入職12年
山辺町出身
ヘルパー2級
介護福祉士
「Hさんは、年上ですし、女性としての経験値も高く、こちらの方が勉強させてもらっています。」
そう話すYさんは、10年を超える職歴からか、実年齢にはそぐわない落ち着きと頼もしさを感じました。
Q)介護職を選んだ理由、きっかけは?
両親が共働きだったので、幼い頃から祖母に育ててもらいました。お年寄りの方々と接する機会が多く、おじいちゃん・おばあちゃんが大好きだったのが原点だと思います。
地元の高校に「福祉科」があったのも、”運命”かもしれません。
Q)職場環境や待遇に関するご意見は?
現在、産休から復職して通常勤務に戻りましたが、手当面や夜勤免除など、子育て世代にはありがたい職場だと思います。
介護職は給料が低いと言われますが、手当や福利厚生等、改善が進んでいると思います。
Q)教育する立場になって、心がけていることは?
「指導する」というよりは、「話を聞く」ことを大事にしようと思っています。話しやすさを心がけることは、職場の雰囲気を明るくしますし、利用者様へのケアにおいても、大切なことだと思います。